今回は、
オンラインでJLPTを教える際に
学習者がテキストを準備・購入できない時の
対処方法についてお伝えします。
この記事を最後まで読むと、
学習者がJLPTのテキストが準備できなくても
安心して授業ができるようになります。
今回お伝えする内容を
知らないまま授業を行うと、
生徒さんを逃すことに繋がります。
そうならない為に
対処方法を知っておく必要があります。
オンラインでJLPTを教える際に
学習者がテキストを準備・購入できない時の
対処方法をお伝えします。
それは、
自分で教材を作成する
ことです。
(いや、わかっていますよ…)
(無料の教材を使ったいんじゃない…)
色々ご意見はあるかと思いますが、
最後まで読んでみてください。
自分で教材を作ると
生徒さんに寄り添った
授業ができるようになります。
また、
最初のカウンセリング時に
オリジナルの教材を使う事をお伝えすると
レッスン契約へ繋がる確率が高くなります。
実は過去に、
生徒さんが国の事情で
テキストを購入できない事がありました。
その際に私は、
「自分で教材を作成する」という発想がなく
代替え案が提案できず
レッスン契約を何度も逃してしました。
この記事を読んでいるあなたには
同じ経験をして欲しくないです。
日本に住んでいる生徒さんは
色々なテキストを購入する事ができますが、
海外に住んでいる生徒さんは、
現地で買えるテキストが限られています。
生徒さんのためにも
自分で教材を作成してみましょう!
いきなり自分で教材を作成するといっても
どんなツールを使って作成すしたらいいのか
最初はわからないと思います。
今回は
自分で教材を作成する際の
おすすめのツールを2つご紹介します。
【その1 Canva】
Canvaとは、
SNSの投稿やプレゼンテーションなど
様々なデザインを作成するツールです。
無料でおしゃれなデザインで
資料が作成できるので
とてもおすすめです!
▼画面をタップするとページに飛びます▼
教材は、
「プレゼンテーション」機能を使って
作成していきます。
パワーポイントで作成してもいいのですが、
Canvaはパワーポイントとは違い
自動保存されるので、
保存し忘れ防止になるのでおすすめです。
また、
日本語教師にとって嬉しい機能があるので
ご紹介します。
まずはCanvaのトップ画面から
「プレゼンテーション」を検索して
好きなデザインを選びます。
色々なデザインが出てくるので
好きなデザインを選んで
教材を作っていきます。
下の資料は、
私が作成したN2の文法の教材です。
N2なので画像などは使用せず
シンプルに文字だけで作成しています。
資料を作る際に、
授業で伝えたいポイントや
メモしたい事などがあると思います。
そんな時は紙やノートに書くのではなく、
便利な「メモ」機能を使ってみましょう!
「メモ」機能の使い方は、
まずCanvaの資料作成画面の下に
「メモ」というボタンがあります。
それをクリックすると、
下の画像のように
左部分にメモが書けるようになっています。
メモは2000字まで書けますので、
授業のポイントや
質問を受けそうな事の答えなど
たくさん書く事ができます。
このメモ機能は便利なのでオススメです!
資料の準備が終わったら、
次はプレゼンテーション機能を使って
授業の練習をしてみましょう。
Step1
画面上に
「プレゼンテーション(下記画像①)」
ボタンがるのでクリックします。
Step2
「プレゼンタービュー(下記画像②)」
ボタンをクリックします。
Step3
「プレゼンテーション(下記画像③)」
ボタンをクリックすると
プレゼンテーション画面に切り替わります。
プレゼンテーションが始まると
下記の画像のように
2つの画面がでてきます。
赤色で囲んでいる部分は
参加している人に見えている画面です。
この画面は
自分が操作する時は邪魔になるので
画面を最小化にしましょう。
参加者ウィンドウを閉じると
次に下記のような画面に変わります。
この画面の上には
時間がカウントされます。
何度も時計を見る必要がなく、
時間を意識して授業ができます。
そして、
資料を作成する時に書いた「メモ」が
下の画面の様に右側に表示されます。
メモ機能を使うと、
テキストやノートを見ながら
説明する必要がなくなります。
画面一つで快適な授業ができます!
また、
ずっと画面を見ている事ができるので
カメラ目線から外れる事がなく
授業ができます。
オンラインで、
目線が下になると
どうしても目立ったり、
印象が悪くなりがちです。
【資料をパワーポイントで使いたい時】
Canvaで作成した資料は、
そのままのデザインで
「PowerPoint」に変換する事ができます。
この機能は本当にありがたいですね!
変換方法は、
画面右上の「共有」ボタンを押して、
下記の画像の下に出てくる
「もっと見る」ボタンを押します。
色々なボタンがでてくるので
下までスクロールして
「PowerPoint」ボタンを押します
そしたら、
PowerPointに変換完了です!
少し見にくいですが
Canvaで入力したメモは、
そのままPowerPointの下の方に
表示されるので便利です!
一つ注意点として
パワーポイントにダウンロードしたら、
必ず文字の配列を確認してください。
パワーポイントにダウンロードすると、
文字がずれている事がよくあります。
【その2 Googleドキュメント】
二つ目のおすすめのツールは、
「Googleドキュメント」です。
こちらも
自動保存されるのでおすすめです。
下の画像は、
実際に作成して使っている資料です。
私は現在、
Googleドキュメントを主に使っています。
理由は、
生徒さんにたくさん例文を作ってもらい
その例文をすべてタイピングして
フィードバックするからです。
Canvaの資料だと、
資料に直接文字を入力するのがしにくい
というデメリットがあります。
授業中に文字をたくさん書く方は、
Googleドキュメントをおすすめします。
1から自分で教材を作るのは大変ですが、
著作権を気にせず
またすぐに授業が始められるので
メリットばかりです。
もしあなたが学習者の立場で、
語学レッスンを始める際に
先生が教材を準備してくれたら
きっと嬉しいと思います。
また、
実はJLPTに関する無料のオンライン教材は
意外と少ないんです。
自分が使いやすいオリジナル教材を作って
生徒さんもあなたも笑顔で
JLPTの授業ができることを応援しています!